昭和22年創業以来、萱場工業は汚水処理施設の設計・施工・維持管理等、汚水処理施設のパイオニアとして半世紀に亘り取り組んでまいりました。東北・関東地方をエリアとして、30数件の特許・実用新案を取得するなど研究・開発にも格段の努力を傾注してまいりました。このノウハウを萱場工業はいま農業集落の快適環境づくりのために活かしたいと考えています。「自然を大切にする」萱場工業株式会社はこの目標に向かって努力を重ねております。
KPコントローラ
回分式の活性汚泥処理法において安定した性能を保つためには緻密な運転制御が要求されます。
カヤバ式KPコントーラはグラフィック操作パネルにより処理工程を完全自動化するもので、各種運転サイクルの決定や確認操作がタッチパネルで容易に操作できるのが特徴です。


上澄水排出装置

回分式活性汚泥処理工程中の特有の施設であり、清澄な処理水を一定の流量で排出すると同時に水位の変動にも自動追随機能を有し、誤作動や作動不良もなく耐久性に優れたものとして本装置は(財)日本建築センターの評価報告書で証明されています。


当社は昭和22年の創業以来、一貫して各種汚水処理施設の技術開発に専心の努力を重ね、設計・施工・メンテナンスの体制を整え、お客様のご要望に即応しております。近年環境汚染問題が国際的に取り上げられ、とりわけ我国においては生ゴミ・脱水汚泥・家畜ふん等の処分が大きな問題として注目される中で、これまでの「埋める・燃やす」を見直し、減量化やリサイクルを目的とした「ゴミの堆肥製造プラント」を事業の柱に加え、地域の特性に配慮したサービスを提供しております。
先進のバイオ技術が育んだ、効率的+経済的なシステム「バイオメスク」

現状の未利用資源の有効利用の中で、有機質残渣は(自然発酵させて)土に返すということが元来から行われてきました。しかし、その方法は自然の力に頼る為に、多大な敷地や時間と臭気等の諸問題が阻み、生産性や経済効率を重視する高度経済社会にはなかなか受け入れられませんでした。このような状況への対応、そして「環境保全」に適合するのが、当社で開発した「バイオメスク」です。

事業所等から排出される大量の廃棄物を、短時間かつ低コストで安定的に高速発酵処理します。これは、自然発酵がバイオ(微生物)の働きであることに注目した、まさに先進のシステムです。バイオにとって最適の環境を提供することで、効率的かつ経済的に高速発酵処理を行い、これまでの生産性や経済効率を損なうことなく、廃棄物を処理するシステムです。
この美しい地球を未来に引き継ぐために…。高速発酵処理装置「バイオメスク」が、尊い地域の環境を守り育む力となります。